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肝臓を大切に③四大アルコール性肝障害の原因・症状

肝臓を大切に③四大アルコール性肝障害の原因・症状
【アルコール性脂肪肝】
肝細胞に脂肪がたまった状態です。症状はほとんど見られず肝機能検査をするとγ-GTPが高い値を示します。
1ヶ月程度の禁酒で改善されることが多いのですが、放置するとどんどん進行していきます。

アルコール性肝障害としては初期段階ですが、注意が必要です。
アルコールを大量に飲むと肝臓の機能はアルコール処理ばかりに追われ、脂肪の分解機能が低下します。そのため中性脂肪が肝細胞につき、脂肪肝になるというアルコール性肝障害です。
アルコールはそのものもカロリーが多く、さらにおつまみなどもカロリーが高いため脂肪肝になりやすくなります。
アルコール性肝障害の症状はほとんどなく、重度の場合でも倦怠感や食欲不振、膨満肝が感じられる程度です。
アルコール性脂肪肝は日本酒換算で5合程度を1週間続けただけで引き起こされるので、大量飲酒者のほとんどに認められますが、通常は無症状です。
このような大量飲酒を続けると、2割の人がやがてアルコール性肝炎を発症し、発熱、黄疸、右上腹部痛、肝臓の圧痛、食欲不振、嘔吐、下痢などの自覚症状を訴えます。
さらに進行してアルコール性肝硬変に至ると、しばしば糖尿病、下腿の浮腫、黄疸、腹水、痔出血、吐血を認めるようになります。
肝細胞に中性脂肪が過剰にたまると脂肪肝になります。
 健康な肝臓でも3~5%の中性脂肪を含んでいますが
5%を超えると脂肪肝と診断されます。
脂肪肝になっている組織を顕微鏡で見ると、肝細胞内に球状の脂肪(脂肪滴)が異常に増えています。
正常な肝臓の脂質は、約3分の2がリン脂質で占められ、主に細胞の膜を構成し、残りの約3分の1がコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸になっています。
ところが脂肪肝では、中性脂肪が異常に増加して大部分を占め、コレステロールやリン脂質が蓄積することはほとんどありません。
肝細胞に大量の脂肪がたまると風船のようにふくらみ、肝細胞どうしが圧迫しあい、細胞間の血管が圧迫されて血流が悪くなります。
このため、肝細胞に十分な酸素や栄養素が届かず、機能低下を起こします。
脂肪肝は、年代では30~70代に多く、男性では40歳前後、女性では40代以降の中高年に多発しています。
性別では、男性の方が多く発症しています。

脂肪や炭水化物は活動する際のエネルギーとして消費されますが、余った分は中性脂肪として肝臓に蓄えられます。
つまり、過剰なエネルギー摂取が中性脂肪を増やす原因となるのです。
アルコールは、肝臓で中性脂肪を合成させやすくしたり、肝臓に蓄えられた中性脂肪が出て行きにくくします。
食べすぎ、飲みすぎ、肥満が、脂肪肝・アルコール性肝障害の主な原因です。

【アルコール性肝線維症】
飲酒によって破壊された肝細胞は、修復されるときに線維化が進みます。
これにより、肝機能はしだいに低下していきます。
禁酒することである程度の改善は可能ですが、放っておくと肝硬変になります。

アルコール性肝障害としてはアルコール性脂肪肝の次の段階の症状となります。
アルコールを大量にかつ長年に渡り摂取し続けると肝細胞は壊死し、周囲は線維化しだします。
このようなアルコール性肝障害の状態でさらにアルコールを摂取し続けると肝硬変になります。
アルコール性肝障害では最も重い症状がアルコール性肝硬変です。
食欲不振や倦怠感、腹痛があり、進行し重度の状態になると発熱し、黄疸症状が体に現れます。

【アルコール性肝炎】
もともとアルコールを飲む人が、2~3週間の短期間で過度の飲酒をすると肝炎を起こす危険があります。
年末年始などの飲みすぎには注意しましょう。
また、肝炎を繰り返すと、肝線維症や肝硬変になります。

長年アルコールを大量に摂取しており、肝細胞がかなりのレベルで痛んでいるアルコール性肝障害の状態で、宴会などで急激にアルコールを大量に摂取したときに起こる急性のアルコール性肝障害です。
症状が重い状態では死亡する可能性があるので、入院治療が必要になります。

【アルコール性肝硬変】
大量にアルコールを飲む人、常習的にアルコールを飲む人で、肝炎や肝線維症を繰り返したことが原因で線維化が進行し、硬くなって肝機能が著しく低下する病気。

慢性肝炎が進行し、重度の肝細胞の破壊が起こり、肝臓全体が線維に覆われ肝硬変となります。
このようなアルコール性肝障害の状態になると回復することはありません。
アルコール性肝障害になってもアルコール性肝硬変になるのだけは防ぐようにしましょう。

肝臓には代償能力が備わっているため、肝硬変が初期の場合はほとんど症状がありません。 
この状態を代償性肝硬変と言います。
さらに進行すると非代償肝硬変になります。
この状態では手掌紅班、腹水、浮腫、乳房の女性化、発熱、月経異常などの症状が出ます。
肝硬変は軽度ならば慢性肝炎に改善できますが、重度になると肝がんを発症する可能性が高まります。
つまりアルコール性肝障害は肝がんの入り口なのです。

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お酒は上手に飲めば、一生つきあうことができます。
過度な飲酒は避け、適量を守って楽しく飲みましょう!

【参考にしたサイト】
アルコール性肝障害 - goo ヘルスケア
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10I50100.html
生活習慣病の原因と予防
http://www.heiz-west.com/archives/100/108/index.html
からだの化学工業“肝臓・胆のう”~アルコール性肝障害
http://www.peare.or.jp/peare/a/08kanz/0802kanz.html#1
丸美屋和漢薬研究所
http://www.naoru.com/
社団法人 大阪府医師会
http://www.osaka.med.or.jp/health/family/47/47.html
「健康食品」の安全性・有効性情報
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail618.html
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2009年7月12日(日)03:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 健康について | 管理

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